歴史的公文書を解析し『満州事変が第二次世界大戦のきっかけか』政府に訊いた結果を公表。尚、平成27年の総理談話は歴史上初めて満州事変に言及している。同年、天皇陛下が述べた御言葉の中にも『満州事変に始まるこの戦争』という文言が存在する。

「満州事変に始まる第二次世界大戦か?」/官邸・内閣府・外務省へ電話確認を行った詳細の解説

【1‐公文書に関する分析と検証及び重要な点の確認と解説】

この項目では、1931年に発生した「満州事変」が、「第二次世界大戦の発端」であるのか否かについて、私が、日本政府に電話確認を取った際に伺った見解を含めて、現在の日本の歴史認識が、どのような状況であるのかについて記述してゆく。

弊サイトは2013年1月頃にも開設した。(経緯についての詳細は、〔はじめに〕を閲覧して頂きたく思う。)

その時から弊サイト名には、「満州事変」と付けているが、私は決して「満州事変が第二次世界大戦の発端である」とは断定していない。

むしろ、第二次世界大戦に至る発端は、「明治維新の付近である」、との分析を明示している。

例えば、明治時代に「仁和寺宮」が「蝦夷地開拓に関する公文書」を残しているが、この公文書を分析してゆくと、明確に中国本土を侵略する意志を見る事ができるからである。

どのような意志が見えるのかといえば、

    1. 『軍に関しての金策』

    2. 『仁和寺宮が指揮を執る旨』

    3. 『アイヌを利用する旨』

    4. 『平家プロジェクトに関する動向』

    5. 『蝦夷地(北海道)を重要な戦略地と定めて開拓する事』

    6. 『満州が蝦夷地に近く人民繁殖の地に必要不可欠である事』

などである。(詳細については、「仁和寺宮の暗号文書(公文書)」の項を、閲覧して頂きたく思う)

即ち、第二次世界大戦に突き進んで行く〝謀略〟が、明治維新の付近に於いて既に生じている。という事である。

明治維新の付近に遡る事ができる、その過程に於いて、「重慶爆撃」も忘れてはならない事であるが、1928年に発生した「張作霖爆殺事件」や、1931年に発生した満州事変、1936年に発生した「2.26事件」、1945年にポツダム宣言受託を受けて発生した、「宮城事件(※A)」などがある。

要するに、少なくとも、1931年に生じた満州事変の〝三年前〟である1928年に、張作霖爆殺事件が発生している。という点を無視し、1931年に生じた満州事変が、第二次世界大戦の発端であるとは言い切れないのである。

また、世界地図を見た際には、日本としては、蝦夷地(北海道)が、ソ連への侵攻から欧州圏への覇権の拡大に欠かせない地であると同時に、日本の国土に対する他国の侵攻、すなわち本州への攻撃の緩衝地帯として地政学的にも重要な土地である。という事に繋がる。

したがって、先述した、〝仁和寺宮の公文書〟に、重要な意味が在った所で驚く事は無いだろう。

よって、公文書を分析し、仁和寺宮という皇族が蝦夷地に抱く展望を分析するに至ったしだいであり、その結果、導き出されたものが、「明治維新の付近に日本の謀略がある」という事である。

以上、この項目に於いて、極めて表面的な一連の流れを説明させて頂いた。

(※A)宮城事件に関しては、226事件によって作られた、〝軍部の暴走である〟という保険掛けを明確化する為の保険掛けであるという意味合いで分析している。

【2‐第二次世界大戦の発端に関する政府の見解(回答)】

先述した、【1】‐〔表面的な分析と検証・確認〕にて記述した、日本政府の見解について述べてゆく。

第二次世界大戦が終戦を迎えた1945年から数えて70年という節目の年である、平成27年1月1日に、天皇陛下が御言葉を、お読みになられた事は、記憶に新しい事と思う。

この時に、お読みになられた御言葉に関して、政府が用意した御言葉であるのか、天皇陛下が御作りになられた御言葉であるのか、一般市民である私には判らないので、政府に直接確認を取ったしだいである。

天皇陛下が、お読みになられた御言葉の一文には、

『本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。 各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。 この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。』

上記の内容である。

また、戦後70年談話として、戦後初めて『満州事変』という文言が盛り込まれたのである。当該談話は、政府≒安倍首相が平成27年8月に公表した内容である。

したがって、私は、「第二次世界大戦は満州事変が発端であるのか。」について、《外務省・内閣府・首相官邸》に確認を取ったしだいである。

結果論から記述するが、いずれの政府機関も一様に、『満州事変が第二次世界大戦の発端であるとは認識(断定)していない。』との回答をしている。

飽く迄も、天皇陛下の御言葉は、天皇陛下の御言葉であって、そのままの意味で受け取って頂いた方が良いとの回答に留まった。

そのうえで、政府としては、先述した『満州事変が第二次世界大戦の発端であるとは認識(断定)していない。』との話に帰結した状況となったのである。

以上の事柄を簡略し、記述すると以下の1~2である。

    1. 満州事変が第二次世界大戦の発端であるとの認識は天皇陛下の認識である

    2. 政府としては第二次世界大戦の発端は認識(断定)していない

上記のように、天皇陛下の御言葉とは離反(相反)した内容となっている。

しかしながら、これまでの政府の動きや、現状に於いての政府の動きについて分析してゆくと、2012年末頃から報道されている〝御皇族と政府の対立〟に関して、事実、対立しているのか否かについて疑問が生じるしだいである。

『いかような疑問が生じているのか?』については、弊サイトに記述してある内容を全て御読み頂いた上で、〝客観性と可能性と確率論〟を以って検証して頂ければ、上述した疑問点を御理解して頂ける事と思う。

以下に、政府に直接電話をし、確認を取った際の録画・録音記録を掲載する。

【外務省・内閣府・官邸】満州事変に始まる第二次世界大戦か?【電話確認】

外務省の写真

~【外務省】第二次世界大戦の発端は何か?【電話応対】《その①~⑥》~

外務省へ電話した動画

~【内閣府(内閣官房副長官補室)】第二次世界大戦の発端は何か?【電話確認】《その①~⑤》 ~

内閣府へ電話した動画

~【首相官邸(内閣総理大臣官邸)】第二次世界大戦の発端は何か? 70年談話【電話確認】 ~

首相官邸へ電話した動画